目次
前回の小青竜湯に続いて甘草湯(かんぞうとう)も比較してみます。
甘草湯ラインナップは3種類
ラインナップは「そこらのドラッグストアで手軽に買える」が基準で「気分が乗れば派生商品も載せてみる」程度なので漢方ガチ勢には向きません。
左から順に
甘草湯・主成分比較
主成分は3種類とも同じ甘草湯エキス粉末*1で小青竜湯はその量が異っていましたが甘草湯は主成分量も同じです。
No. | 種類 | 服用回 | 主成分 1日当 |
希望小売 価格(税抜) |
1 | 1日2回 | 1,425mg | 1,800円 | |
2 | 1日3回 | 1,425mg | 1,800円 | |
3 | 1日3回 | 1,425mg | 2,300円 |
1日2回タイプの方が効く?
- 1包あたりの主成分量は1番が最大(713mg)
- 一方、1日の摂取量で考えると全て同じ(1,425mg)
これまた小青竜湯と同じで2回タイプの方が効くというわけでもなく回数は好みの問題ぽい。
画像にマウスを当てると薬品名が見れます。
No. | 種類 | 服用回 | 主成分 1日当 |
重さ 1包当 |
1 | 1日2回 | 1,425mg | 1.80g | |
2 | 1日3回 | 1,425mg | 1.20g | |
3 | 1日3回 | 1,425mg | 1.20g |
小青竜湯の時のように「主成分の量だけで考えれば少ない方を買っても1回2包ずつ飲めば全く同じ!!」と言いたいどころですが2倍ではなく1.5倍なので1.5包ずつ飲まないと同じにはなりません。めんどくさいからやる人いないと思うけど3回タイプを買って2回で飲めば1番は不要となります。
甘草湯と名が付くけれど効能が全く違うもの
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
No. | 種類 | 効能 |
4 | こむらがえり、筋肉のけいれん、腹痛、腰痛 | |
5 | こむらがえり、筋肉のけいれん、腹痛、腰痛 |
知っている人向けに書いているので端折っていますが甘草湯の効能は「のどの痛み、激しいせき、咽喉痛、口内炎、しわがれ声」です。芍薬甘草湯は甘草湯とは別物なのにパッケージが似ている。のどが痛いのにこむらがえりに効く薬を買ってしまうかもしれない。12包だと2種類出ていますがそっちはパッケージが全く異なるので間違えようが無さそうです。
けど主成分の芍薬甘草湯エキス(1,450mg)ってシャクヤク・カンゾウ各3.0gより抽出ってなってるから甘草湯成分も入ってるんだよなあ。甘草湯のカンゾウは6.0gだから全く効かないって事も無さそうな?
実売価格ベースだとどれがお得なの?
画像にマウスを当てると薬品名が見れます。
No. | 種類 | ネット価格 | 価格 1包当 |
比率 |
1 | 874円 | 87.4円 | 1.25 | |
2 | 750円 | 62.5円 | 1.00 | |
3 | 1,250円 | 27.8円 | 3.75 |
3番「甘草湯エキス顆粒S 45包」の圧勝です。
ネット価格と店頭価格はまちまちなので比率も追加してみました。2番が1,000円、3番が1,500円という価格設定のドラッグストアがあったとします。2番の1.00に対して3番の比率は3.75なので2番が1,000円なら3番は3,750円で同等、3,750円未満ならおトク。1,500円はめっちゃ安いという事になります。が、計算めんどいんで「甘草湯は45包がおトク!」って覚えておけばいいと思います。
他の漢方もそうですがネットだと送料がかかるので上記の最安値は参考程度に。1,900円以上で送料が無料になる上に日用品も多数取り扱っててまとめ買いのしやすい爽快ドラッグがオススメです。ビックカメラも1,900円以上で送料無料なんだけど家電店なので日用品まとめ買いには向いてないのがネック。
主成分量が多ければ良いというものでもない
あくまで主成分量に対する価格が安いものを優勝扱いしていますが人それぞれ体は違うので多ければ多いほど良いわけでは無いようです。主成分量が少なくても安いものがあれば試してみる価値はありそう。