世間ではそれをビッチと呼ぶんだぜ

一時、非常に困ったのは、一条さんが、まぁ、過去に男をたくさん食ってきましたーみたいな話を書いていたからで、あんなん書いてたら、おかしな男ばっかり寄ってきて痛い目みやすいのに、何でだろーと思っていた時期もありました。もっとも、ネット空間だから出来るのかもしれないけれど。

自分も5年以上前は似たような女の子に対して似たような事を思ってました。でも当人からすれば余計なお世話なんですよね。本人の中には明確な基準があってその基準に反する男がどんだけやってきても毅然と突っぱねられる。そう気づいてからは気にならなくなった。気にならなくなったとは言えそういう女の子に向かってヤリマンとは言えない。理由はヤリマンの定義である「誰とでも」ではないし明確な基準を持った女の子は尊敬しているので一般的に貶している俗称を当てたくないからだ。なのに世間ではそういう子をビッチと呼ぶようでちょっと納得がいかない

男だって明確な基準を持っている方がカッコイイ。と少なくとも自分は思うので明確な基準を持っている女の子は尊敬する。彼女たちの基準も明確なだけであってイケメン限定なわけじゃ決してない。そこがまた良い。うん、自分本位だよ。

学生時代の話。合コンで芸能人クラスの美女が来ていた。が誰も積極的に絡みに行かなかったので自分が相手をしていた。たぶん男同士の牽制が生んだエアポケットだったんだと思う。で、話してみると印象と違った。見た目は清楚な感じだけれどシモネタやくだらない話への反応が良くて見た目じゃわからないなーと思っていた。二軒目に移動する際に「あの子、狙ってる?」と友人Aに聞かれ人数合わせで呼ばれた自分は「いや全然」と答えた。続けて「狙ってみようと思ってるんだけど俺じゃ厳しいよな?」と言うので「確かにお前はブサイク、それも俺よりブサイクという致命的状況だけどそんな事ないと思うよ」と言った。

A「ホントか?どう攻めれば良いと思う?」
俺「なんとなくだけど変化球慣れしてそう」
A「じゃ直球か」
俺「うん。でも豪速球じゃないとだね」
A「そんな腕は持ってない」
俺「俺を信じてみる?」
A「よし策を聞かせろ」
俺「お前にはスケボーがあるじゃないか」
A「技を見せればいいのか?」
俺「そうじゃないよ。まず・・・」

結論から言うと彼は他のイケメンを見事退けた上にその日のうちにその子を抱いた。

というわけでイケメンでも彼女の基準にそぐわなかったらどんだけ誘っても断られるし、ブサイクでも基準にガッツリとハマっていたら即OKが出たりするので世の中のブサイクどもは安心して突撃、そして玉砕すると良いと思う。自分は同じブサイクでもガラスのブサイクなので遠慮しておきます。

スケボーの上にうつ伏せになって「好きだーデートしてくれー」って滑っただけなのに何故うまくいったのかが未だにわからない。玉砕させてあとでネタにしようと思って伝授した策なのに台無しにじゃねえかコノヤロウ。