親になることで得られる力

通常なら身の危険が迫ったときは自分の身さえ守ればいいもんなんですが、ちゃんと親やってる人ってのは子供の身の方が大事なくらいで「自分の身」が二人分、正確には「子供の数+1」だけある。と、なるとそれだけ「自分達の身」を守るだけの能力を備える必要があるわけで、自分1人で生きてるケースと比べれば全然違ってくるよな、って話だと思うわけです。

要約すると子供を欲しいと思う理由は強くなりたいから。いや違うかも。

間違ってたりそんな要約じゃあんまりだって思われたら申し訳ないけど自分が子供を欲しいと思う理由を問われたらそれも一因だと答えます。正確に言えば子供が出来ると人は強くなるって感じでその強さにあこがれるから、かな。

よく「守る者が出来ると人は強くなる」って言うけれどその通りだと思う。男の場合、彼女や奥さんも守る対象ではあるんだけれど子供とは違う。出会うまでは独りで生きていたわけで仮に別れたとしても彼女らは生きていける。ところが子供はそうではない。絶対的に守らなくてはいけない存在だ。この違いは賛否両論あるだろうけど自分はそう解釈している。

だいたい部下や後輩に何かを教えただけでもかなり成長するよ。人に物を教えると必ず成長すると思う。教える事で教える内容に対する理解が深まるしね。コレって自分の子供が相手だったら成長度はハンパじゃないっしょ。だって部下や後輩はある程度の倫理でこっちの言う事を聞くんだよ?ところが子供相手だと会話が出来ない状態から色んな事を教える。それこそ一から十までだ。具体的な指示はしないと思うけれど親は結果として生きる為に必要な事を全て子供に叩き込んでいくわけだ。しかも仕事と違って定時や納期がない。子供にバグを仕込んでしまったら延々とデスマーチが続く。そうならないように頑張る。頑張るから強くなれる。

親である時点で大抵の人が大人である。人としての成長は終わったかに見える。ところがそうではない。子供の成長と共に親としての自分も成長していくのだ。クリリンだって人間として限界まで鍛えたと思っていたのにまだ余力があっただろう。自分の子は子供でありながら自分の潜在能力を引き出してくれる最長老でもあるのだ。

もっともそれだけの理由で子供を作るのは問題ですけどね。あくまで一因です。我が子といえど一人の人間。良い子のみんなはその人生を背負うだけの気概をもって中出しするんだぞマエモナー。

あと神様へ伝言。気概はだいぶ持ち始めてきたんで相手をよろです。ドラゴンボールは無いけどゴールデンボールなら2つぶら下げてます。