そんな簡単に人生終わりとか言うなよ

一言で言うと、「未来が無いから早く一発当てたい」。
裏返せば、「早い段階で一発当てられなければ人生終わり」。

で、もし一発当てるとどうなるのか。一発当てた私がお答えしましょう。
で、一発当てたら、それで未来が来るのか?
私には来ませんでした。
むしろ、一発食らいます。
(中略)
今逝けば、勝ち逃げ、と。

当たり前だけど一発当てたことが無い人と一発当てた人の発想は違いますね。現代の若者はみんな早い段階で一発当てられなければ終わりとばかりに生き急いでそうだよなあ。

当てられなければ終わりと言うけれど当てたら本当に終わらないのか?そんな事はない。安泰など決してやって来ない。当てた人が言ってるように一発食らって終わる可能性は当てた後もあり続けるんだよね。でもそういう発想になりがち。何でだろうな。

株をやってる人は株で似たような体験をしてないだろうか?パチンコやスロットのようなギャンブルでも良いね。株でもギャンブルでも昨日は儲かった、今日は損したと結果が連続していく。マメな人になると今月はいくらプラスだとか去年はマイナスだったとかも言えるだろう。

しかし「株式投資(又はパチスロ)が過去10年でプラスです」と言ったところで途中経過でしか無い。区切りが無いから難しい。今後どうなるかわからないからね。もちろん、株やギャンブルはある程度の勝ちを以って引退すれば復帰しない限りプラスは確定する。

でも人生はどうなるか?人生に区切りなんてないぞ?引退する?となると弾さんが上記エントリで言っているように逝くしかないだろう。

裏を返せば早い段階で一発当てられなければ人生終わりなんて発想は完全な誤りって事だよね。そりゃ30歳で億万長者になれば遊びの幅は広がる。一方、60歳で億万長者になったとしても年老いたカラダじゃ何も出来ないから手遅れって発想になるかもしれない。でも後者だと逃げ切りが容易で人生トータルはプラスにしやすい。前者はイメージだけで言うと人生トータルをプラスで終えるのは難しいんじゃないだろうか。結局どちらの人生も生きている限り努力して戦い続ける事に変わりはない。

人生に区切りは無いのに勝手に区切りを付けてしまうのは他ならぬ自分なわけでやっぱり諦めたらそこで試合終了なんだよなあ。