私、おバカですが、何か?
- 作者: 深田萌絵
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2007/07/19
- メディア: 単行本
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仕事で失敗してボロクソに言われた時もそれだけだったら潰れてると思う。だから書かれていない部分で自分の存在価値がゼロにならないようなフォローがあったんじゃないかな。バカだけど?って開き直るだけのポジティブで彼女が今まで生きてこれたとは思えないもの。
オシャレにだけは夢中だったそうなのでそれが武器になったんだと思う。自分の足場をしっかりと確保する為に「これだけは」と思える部分を持つ事は重要だし良い事だと思うのでその事自体に批判はない(オシャレだとかカワイイは立派な武器だし)けれど何となく違和感なんだよな。
良い先生役の知り合いに恵まれたのも努力の結果じゃなく容姿による効果にしか思えない。つまり、男や容姿に恵まれない女は彼女のようにはなれないわけでそうなるとこの本はもはや「偏差値40のかしこい生き方」ではなく「カワイイけれどバカな女の子のかしこい生き方」でしかねえだろっていう。
著者はバカでまともに会話すら出来なかったらしいのだが本当かなあ?ちょっと自分を貶し過ぎなイメージがしました。ググってみたらブログがあったので読んでみたけど普通に文章が書けてる。努力する前にブログを書いていたら読んで比較すれば良いんだろうけど見当たらないのでわからない。
それからブログのトップ画像があんまりかわいくない。いや著書内でいくつか写真があるんだけどそっちの方がカワイイのに何でこの画像をトップ画像に使うんだろう?俺の好みじゃないってだけかもしれんけどもしかしたら戦略だったり!とか妄想するのが大好きです。会った時に「実物の方がキレイですね!」って言われる為とかありえねーけど勝手にイメージするのは楽しい。
ボロクソに書きましたが努力しないで現状を嘆くよりは軽い気持ちで努力を始めちゃえば予想以上の成果が上がることもあるよ!的な本としては素晴らしいと思いました。ギャンブル的な発想でもあるので普通に早稲田目指してる10代には読ませたくないけど「早稲田なんてどうせ無理」とか思ってる10代は読むべきね。著者が言う「受験しないと0%だけど受験すれば合格確率は0%よりは上がる」って発想はワロタけどあきらめたらそこで試合終了だもんな。