子育てに必要な家族合わせケース的視点

アンタもうそんなことやってたら○○家合宿にやっちゃうもん。「無理。怖すぎ」。いや、アンタも少しあっちんちでガンガン怒られてきなさい、どうもわたしは甘やかしたようだからそうやって他の人に怒られる経験も必要だろ。「無理。厳しすぎ」。ああそうだ、たまには子ども取り替えるのもいいかも、いわゆる自分の子育てってのを振り返られるかも。「絶対拒否」。

azumyさんも子育てにおける第三者視点について語ってましたし今ちょっと再確認するべき事なんだろうと思う。上記エントリの子供を取り替える発想は可能ならば確かに親としての子育てを振り返る絶好の機会だよなあ。

逆の立場になりますが子供視点で親を取り替えるという発想をドラえもんで子供の頃に読んだことがあります。小学生ながら「そういうことか!」と目から鱗だった。紹介したいけどどんなストーリーだったかうろ覚えだなーしかも道具の名前すらわからないー、と思っていたけどググったらあっさり見つかった。インターネットやっぱすげえ。

打ちひしがれたのび太くんがドラえもんに宥められながら外を歩いていると、しずかちゃんが泣きながら歩いて来た。訳を聞くとしずかちゃんもママに叱られたのだという。ええ??しずかちゃんも??と驚いているところに今度はスネ夫が「まったくオトナってやつは……」とぶつぶつ呟きながら登場。スネ夫もママに叱られて家を出て来たのであった。
いつもの空き地でそれぞれ自分の親の悪口をいう3人。こういう時、「不幸自慢」になりがちなのはよくあることで、不毛な口喧嘩に発展した3人をドラえもんが「みんなで自分のママがどんなにひどいかを自慢してても仕方ないでしょ?(^^;」と宥め、それぞれのママを交換することを提案した。ここで登場するのが「家族合わせケース」である。

ドラえもんの提案もすごいけど百聞は一見にしかずの進化形だよね。で結果としてどうなったかと言うと

それぞれ別の家の子供になった3人は、新しい家に帰り、意外に優しく接してもらえて「なんだ、いいママじゃないか。大袈裟だなあ」と思うわけである。

なんというハッピーエンド!でもまあそうなるよね。結局、よその家庭の良い部分しか見ていないわけで隣の芝生は青くみえるわけだ。ドラえもんでは子供からの視点だったけどそのまま親からの視点にしても同じことが言えるんだと思う。日々の生活に追われて意外と見落としがちだろうけど「お宅のお子さん、親御さんが思ってるより優秀ですよ?」って思う事は多いです実際。