差がつく読書

差がつく読書 (角川oneテーマ21)

差がつく読書 (角川oneテーマ21)

子供の頃から本が好きで読書に対する悪いイメージなどまったくない。本を読むのが億劫、などという感情が湧かないので本来ならばこういう類の本など読まないのだけれど読まず嫌いも何だし読んでみた。だいたい読書方法って誰かに習うわけじゃないし独学だもんね。

で読んでみた感想なんだけど自分の読み方と一緒だった。

ただ精読より多読って考え方は読書が苦手って人には良い考え方だと思った。自分は無意識にやってたからわからなかったけど苦手な人はこの辺のハードルが無駄に高いのかもしれない。この本で書かれている多読というのはわからない部分があっても先が読みたければ何となくで読み進めてしまうって事。国語の授業みたいにいちいち作者の気持ちや意図なんて考えてたら本が嫌いになってもおかしくないって筆者は言う。確かにそうかも。子供を本好きにしたい人は多読の概念を軽く教えておいてあげた方が良さそうだ。

自分が初めて読んだ長編小説

もその読み方だったもんなー。小二の夏休みに学校の図書室でジャケ買い(選び)した本で確かきょうりゅうの世界 (子どものための世界名作文学 28)って本だったと思うんだけどコナンドイルが書いてたのか!翻訳物だった気はするけどコレなのかなー。うわー読みたい。俺の原点とも言える本です。借りる時は生徒だったんだけど返却時は先生が窓口にいて「おい、これ6年生の推薦図書だぞ。読んだのか?」と聞かれ「あれ?読もうと思えば読めるんじゃね?」と思ったのをすごく覚えてます。以降、多少長かろうが難しい漢字にブチ当たろうが乱読した。

ウチの親父

はタダなら何でも貰う性質だったのですがある時、1冊の厚みが5センチぐらいある世界文学全集みたいなのを全50巻ぐらい貰ってきた。自分も母親もジャマくせえええ!と怒ったもんですが小学校を卒業するまでに半分ぐらい読んだ。ググってみたけどコレっぽいな。

当時の俺はとにかく冒険大好き少年

で十五少年漂流記、海底二万里、八十日間世界一周、ロビンソンクルーソー、ほら男爵の冒険などと読んでいった。そういえば最初に読んだきょうりゅうの世界も探検物だった。と言ってもそんなに冒険物ばかりがあるわけでもなくレ・ミゼラブルで泣いたりもしてた。そしてシャーロックホームズの冒険を読んでドイルにハマり、怪盗ルパンへと移って行く。ガストンルルーの黄色い部屋の謎で犯人消失トリックにはしゃぎ回ったのもこの頃である。