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桃山ビート・トライブ

レビュー BOOK

桃山ビート・トライブ

桃山ビート・トライブ

何の前知識も無く読んだけどなかなか面白かった。タイトル通り舞台は安土桃山時代で猿楽をやってる若者たちの話。で、猿楽って何?って事になるわけだけどWikipediaを見ると時代によってまちまちのようでよくわからない。

散楽が含む雑芸のうち、物真似などの滑稽芸を中心に発展していったのが猿楽と言われる。

散楽って何?

散楽は、軽業や手品、物真似、曲芸などの芸能の総称である。

ほほう。

一部の猿楽の座は、社寺の庇護を得て、その祭礼の際などに芸を披露した。(中略)これらがやがて、「猿樂の能」となり、公家や武家の庇護をも得つつ、能や狂言に発展していったと言われている。

能や狂言って手品や曲芸とはだいぶかけ離れてる気がするんですけど!んー、物語でメインだった4人は踊り・三味線・笛・太鼓だからどの説明もしっくり来ない感じだなー。

内容は三味線弾きの藤次郎、笛役者の小平太、太鼓叩きの弥介、舞姫のちほがメンバーの4人ユニットが型破りな音楽と踊りで世間を驚かせるも時代は折りしも検地や刀狩りなど締め付けの流れ。けれど4人は敢然と立ち向かって行くって感じです。

三味線をギターみたく肩から下げて立って演奏したり、太鼓叩きが元奴隷の黒人なので和太鼓じゃなくてパーカッション的な太鼓だったり現代風なアレンジが入っていて楽しい。それでいて時代小説の佐伯泰英みたく痛快なアクション要素もたっぷりっていうね。内容は濃くないけどさらっと読めて良い感じでした。