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わたしは甘えているのでしょうか?27歳・OL

レビュー BOOK

わたしは甘えているのでしょうか?27歳・OL

わたしは甘えているのでしょうか?27歳・OL

小説だと思って読んだら違いました。

身近で切実な、でも人によっては「そんなことは自分で考えろ!」といわれそうな、仕事とお金に関する相談や悩みに、村上龍が優しく答えます。村上龍が知識と情報と想像力を総動員して導き出した回答は、どれも秀逸で、誰もが唸ってしまいます。月刊『SAY』での好評連載、待望の単行本化です!

なるほど雑誌によくあるお悩み相談室みたいなやつだ。しっかし月刊SAYって読んだ事ないんだけどサイト見る限りなんか買いたくない感じの雑誌だなー。

幸せを手にするタフな生き方
 ――叶姉妹ユンソナ中谷彰宏・名越康文ほか。

うわあ。
とは言えこの本は意外と面白かったです。格差で気に病む事は無いとしながらも

おいしいものを食べるのは気分がいいものだし海外旅行に行くならファーストクラスの方が楽に決まってるし、ホテルだってきれいなほうがいい

とはっきり明言してる。これホントそう思うよなー。この部分を「いいや!そんなコトはない!金持ちはステータスの為に浪費してる!」って断固拒否する人が稀にいるけど意味不明。コストパフォーマンスを考えてファーストクラスを断念するって言うならまあわかるんだけど余裕たっぷりあったらラクチンなんだし別に乗ればいいじゃない。

って事でお悩みをいくつかピックアップ。てか思ったんだけど村上龍がバッサリ斬り回答する小町っぽい。発狂小町の中の人はこの本もレビューすべき!

■質問
零細企業の業務職です。大企業の総合職で働く同い年の友だちと、いまはお給料も同じですが、将来は差が開きそう。仕事は大量にあるのに運が悪いだけで、すごい違いです。不公平じゃないですか?(26歳・事務職)

■回答
自分が零細企業に入ったのは運が悪かったからで、友人が大企業に入ったのは運が良かったのだと考えているというのは説得力ゼロです。運のせいにするのは無理があります

確かに無理があるッ!

■質問
ひとり暮らしで手取り18万円。飲み会や旅行に散財してしまい、貯金ゼロ。でもしたほうがいいのか・・・。(30歳・広告代理店)

■回答
手取り18万円で家賃を払ってたりしていたら貯金なんてまず出来ないでしょう。(中略)僕はそれを散財とは言わないと思う。要は貯金できるようなお金をもらっていないというだけのことで、そっちの方が問題です。

30歳で手取り18万かー。まあそこは置いといて。どう考えても少ない月収で貯金する苦労は月収を増やす苦労より負担が大きいよなあ。食費を減らそうと往復2時間かけて遠くにある安いスーパーで買い物するぐらいなら2時間コンビニで働いた方が効率いいだろう的な。

■質問
男にコビを売る女が職場にいて見ててイラつくのですが・・・

■回答
男性に対する態度が同性とは違ってしまう、そういう女性の中には、子供の時にお父さんが忙しすぎて会話が無かったり、ひどい場合は性的なトラウマがあったり、男の兄弟がいなかったりして、異性とどういう距離感を取ればいいのかわからないという人が結構いるんです。案外かわいそうな人なのかもしれない。

もっともらしく有効な発想の切り替えアドバイス。だがしかし「結構いる」ってどの程度なんだろう。村上龍が書いた2days 4girlsに出て来る女子がまさにそんな感じの案外かわいそうな子なんだけど実際は実話ですごく偏ったサンプルなのに一般論として扱ってる可能性はないのかなー。


思うに経済的格差に限らず他人とのギャップに悩んだ場合の解決方法は二つで「何とかする」か「諦める」かだ。なのに多くの人はどちらも選択せずにひたすら悩み続ける。どっちも選択出来ないって事なんだろう。それは非常に当たり前の事だと思うんで別に構わない。でも悩み過ぎて諦めるより苦しんでる人が理解出来ない。

そこまで苦しいなら諦めろや!

「足が長い人が羨ましくて死にそう」
「引っぱれ引っぱれ!四六時中引っぱったれ!それこそ死ぬぐらいに!!!」

とか思います。

価値観を変える事で自分を騙す手法が万能だと思うのは危険だけどある程度は自分騙さないと生きてけないってホント。俺はあらゆる事を諦め過ぎってよく言われます。うるせーな試合終了してんだよ黙れ安西。