アイヴォリー

アイヴォリー―ある象牙の物語 (ハヤカワ文庫SF)

アイヴォリー―ある象牙の物語 (ハヤカワ文庫SF)

武蔵にて開かれたobjectOさんSF小説市にて借りた本。無駄に色々と本を読んでるけどSFは初。やべーおもしれー!しばらくSF漬けになりそうな感じ。

物語は一対の象牙をめぐって時と場所を移動しまくる。一兆マイルと数千年。スケールでかすぎ。序盤から感情移入しまくりで象牙の行方が気になって仕方ない。数千年のタイムラグがある割に未来的な描写が均一化されてる気もするけどSFの魅力はそこだけじゃないんだなあと。テクノロジーだけを詳細に語られてもつまらんものなあ。どの時代の登場人物も魅力的過ぎて楽しかった。あと主人公ロハスは腰を温め過ぎだと思った。