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世界一身近な世界経済入門

世界一身近な世界経済入門 (幻冬舎新書)

世界一身近な世界経済入門 (幻冬舎新書)

日本のヤバイ経済学者・門倉貴史の本。2007年11月末なのでさすがに情報は古い。そして入門書なので大してヤバくない。株とかやってたらこのぐらいの世界経済情勢は押さえてる気はする。とは言えまったく経済に興味が無く普段から経済ニュースを見てない人には面白い本なのではないか。

原油価格は2001年から2006年で25.9ドルから66・1ドルと5年で2.5倍になったという記述がある。あとがきで90ドルを超えたと補足されているがその後1年も経たずに140ドルを突破した。5倍超。

現在は120ドルあたりでもみ合っている感じだがそれでも7年で4倍強だ。チャートがすげえ。ついでにガソリン価格の推移。チャート見当たらなかったので石油情報センターからファイル落としてグラフ化した。

90円台から180円台の範囲なので2倍弱。これが原油価格と同じように400円まで騰がったらガソリン車は世の中から無くなってしまうんじゃないかと思えるのでいっそ高騰しまくって代替エネルギー促進の流れになれば良いのに。

原油価格の高騰要因は投機マネーの大量流入とかもあるけれど基本は需給バランスだと言っていてその通りだなあと。BRICsとかVISTAとか新興国のモータリゼーション化が進んでるから当然の結果。さらに需要がどれだけ伸びるのか供給が追いつくのかが不透明なので煽りやすい状況ではあると思う。

他にも新興国が潤う事でコーヒー・寿司(マグロ)・オレンジジュースあたりが足りなくなるとか書いてある。今まで高くて手が出なかったけど買えるようになったから新興国でも消費量が上がってるそうだ。トロを食べるなら今のうち!とまで書かれててビビる。そんで思いついたのが先進国の閉塞感を感じずに済む方法。戦後の何も無い時代から生きてきた人間は現代でもそれほど閉塞感を感じていないと思うのだが現代の若者なんかは生まれた時からモノが溢れていて世の中が発展してるという実感などまるで無いのだろう。ならば新興国や途上国で子供を生めばその子供は閉塞感とは無縁になるって図式。誰かやってみて。

あと気になったのは世界的水不足から濾過膜ビジネスがさかんになるのではという予測。あどさんも言ってたけど鳥インフルとかフィルター関連は熱い感じがしますね。