- 作者: 筧昌也原案,小林雄次
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2008/02/20
- メディア: 単行本
- クリック: 16回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
死んだ瞬間にどこからともなくサッカーの審判団が現れてロスタイムが与えられるという変わった話。見えないけど審判団の他に実況や解説もいて良いシーンは近くのディスプレイでリプレイが流れるというオマケつき。そういや実際のサッカーと同様にロスタイムはまちまちだな。試合を人生に置き換えるならばロスしてた人ほど多いのかもしれない。その場合のロスが何なのかよくわからんけども。サッカーだと負傷して担架で運ばれたりした時がそうだよね。んー、思いつかないけどまあいっか。
本の中では5人のロスタイムが最後のナントカって形でそれぞれ描かれているけれどなーんかどれもパンチに欠けるというかロスタイムって発想自体を生かせてないというか。もっと面白く出来る気がするなあ。特に二話目の最後の舞台がつまらなくてここで萎えた。当初の目的通り持ってかなかったのが納得いかなかった上にオチがテキトー過ぎてなあ。
よく死んだ気になって頑張るとか言いますがそうそう死んだ気になれるもんじゃない。だからこういう架空の話で疑似体験するのは面白いと思うのですが読んだ後によっしゃー!とまでならなかったです。いや最後の一枚と最後の晩餐はなりました。家族愛に弱いんでこういうのすぐグッと来ちゃう。