掃除上手になる為に必要なこと

何事においてもそうだけど出来ない人は出来る人に出来る方法を聞くのが手っ取り早い。「この人の家はいつ遊びに来てもキレイだなー」って思う人を見つけてその人から部屋をキレイに保つ秘訣を学んだり、本屋に行って腐るほど売っている整理整頓マニュアルのようなものを読むのもいい。だけどそうして掃除や整理整頓に関する知識を得たにもかかわらず改善しない。何故だろうか。

意外とみんな気づいてないけれど整理整頓が上手な人というのは2種類に分けられる。

  1. 整理整頓に労力をかけることを厭わない人
  2. 整理整頓にかける労力を最小限にする人

当然ながら整理整頓が苦手な人が1の人にアドバイスを求めて成功する事などない。それが可能なら教えてもらうまでもなく自らとっくに快適な空間を作り出して暮らしているだろう。よって2の「整理整頓にかける労力を最小限にする人」を探すのが正解。要は最初の段階から間違っているって事です。あなたの近くにいるキレイ好きが1の人ならあなたが学べる事など何一つございませんぬ!せいぜい「ワタシはあの子とは違うのね!みにくいアヒル・・・の歌を昔チェッカーズが歌ってたわね何て曲だったかしら?」と郷愁に浸るだけなのでそこを忘れないように。

具体的にお前はどうしてんだよって思った人の為に自分なりの考え方も一応書いておく。ハッキリ言って掃除は得意どころかむしろ大嫌い。大嫌いだけど部屋が汚いのにも耐えられないという矛盾を抱えてる!そういうズボラ気質ゆえに生まれたやり方なんで出来る人は読んでも意味ないし先に断っておくけどおそうじマニュアルではないです。たたむ。

掃除自体って実は意外と億劫じゃない

掃除しよう!でも散らかっている・・・。掃除機をかける前に片付けなきゃ・・・。これが相当なハードルです。だから散らからないようにする。なんで散らかるの?って言ったらそりゃあんた部屋に物があるからですよ。掃除機かける事がそもそもメンドクサイ!って人でも引っ越したばかりのような何も無い部屋に掃除機かけてと言われたら意外とあっさり出来てしまう気がしませんか!

掃除機かけるのが嫌なら掃除機捨てればいいじゃない

極論です。でもちょっとゴリ押ししてみる。掃除機じゃなきゃ無理って汚れ方は実際のとこそんなに無い。クイックルワイパーで十分いけるケースもしばしば。コードレスじゃないとコード伸ばしてコンセントに挿して、なんて手間がかかるしコードレスだとパワー不足で吸引力が弱いって弊害あったりするけどそれが無い。気軽に手にとってスイスイってやるだけ。ハードル超低い。使う度にお金かかるけどホウキでは確実にチリトリが必要になるので物が増えてウザイからクイックルワイパー。

クイックルワイパーじゃ取りきれないよ!って人は既に汚部屋と化してますから手遅れです。一人暮らしでそんな状態になってる人はゴミの溜まりやすい部屋を構築しちゃってます。抜本的な見直しが必要。逆にペットや子どもがいる家庭は当てはまりません。そういう掃除頻度と汚れ進行に差がありすぎる場合は掃除機ないと死ぬ。まあ既に持ってる人はもったいないので捨てなくていいですけど掃除機置き場に困ってストレス抱えてるみたいな人はレッツトライ。

物を厳選する

今は必要ないけどいつか使うかもしれない!って物をいつまでも持っていたりしませんか。いつかなど永遠にぜえええってえええええに来ねえし!仮に来たとしても予定が無いならエライ先の話ですよ。そん時が来たらまた買えっていう。えー、もったいないーって人は良く考えて欲しい。自分の部屋だからコストがかかってないと思いがちですけど捨てられない物を同じスペースのレンタルボックスに保管してると考えたら相当な出費ですぞ。いつか使うかもしれない物の為にあなたは月に数千円の保管料を支払っているようなものなのです。今から課金しなさい自分の持ち物に。捨てられない人ほどお金が溜まります!うらやましい!

収納スペースは腹八分目

物を持たないと言ったところで何も無い部屋で生活してる人などいないわけで厳選しまくったところで物は残る。なので収納スペースについてです。収納スペースはクローゼットだったりタンスだったりするわけですが使い始めは余裕があるものです。それが使っているうちに物が増えてスペースから溢れる。そして溢れた物が部屋を侵食していくわけです。そうならない為に何をするかってーと選抜会議をします。開催時期は収納スペースが満杯になった時です。溢れてからでは遅いです。一人の人間が管理出来る物の量などたかが知れてます。無尽蔵に増やし続けるなど愚の骨頂。

収納スペースの使い方で最も間違った考えはスペースを余すところ無く使い切ろうという考え方です。確かに余分な空間はもったいないですが不測の事態は常に起こります。急に物が増えた時に選抜会議などしている時間はありません。整理整頓する暇がなかったら部屋に物が溢れた状態が続きます。仕事が忙しい上に部屋が散らかってるとかストレス溜まりまくりですよ。そんでさらに掃除が億劫にという悪循環!ですので一見もったいないですが標準を80%〜90%にしておく。100%近くなったら選抜会議でまた余裕を取り戻しておく。これで収納スペースからの洪水を防げます。ゆとり大事。

必要な収納スペースは削るな

前項ちゃぶ台返しです。よく収納スペースを増やすと物が増えるという方がいます。確かにその通りで大抵はパーキンソンの法則に陥ります。しかし収納せずに物が部屋に散乱しているとそれだけで掃除するハードルが上がるのでイメージだけで収納スペースを増設する事を躊躇ってはダメです。選抜会議でも生き残ったのに収まりきらない物たちがいるのであれば収納スペースが足りないのです。選抜会議さえ定期開催していれば恐れる事はありません。必要な子たちにはしかるべきポストを与えて安心させてやる方が良いのです。あなたが選んだ子たちなんですから根はいい子たちに決まっているでしょう。待遇が良ければ彼ら彼女らも氾濫など起こさないのです。

物を出し入れする際のアクション数

続いてどこに何を片付けるか、についてです。一括りに収納スペースと言っても様々です。机の引き出しと押入れの天袋は明らかに使い勝手が違います。机の引き出しは開けるだけですが天袋となると高い位置にあるので台を持ってくるという行為が増えますからね。なので使い勝手基準でそれぞれの収納場所を割り振りましょう。さすがに天袋は出し入れの億劫さ加減がわかりやすいので頻繁に使う物を置いてる人はいないと思いますが細かい物なんかだと使い勝手は無視されて「俺はここにコレがないとダメなの!」とか大して意味の無いカテゴライズで使い勝手が殺されてるケースが意外とあります。

収納カテゴライズを再構築しよう

うーん、キッチンの引き出しなんかがそうかなあ。箸とかスプーンとかフォーク入れてるとこ。あれ調理雑貨ってカテゴリだからそれっぽいものまとめて入れちゃったりしますけど使用頻度バラバラですから。巻きすとか年に数回しか使わないからどっかヨソへしまえっていう。俺なら捨てますけど。ワンアクションで物を取り出せる便利な位置にある収納はジャンル分けじゃなく使用頻度分けしましょう。

以上、思いっきり俺理論なので気に入ったとこあったらそこだけ取り入れるって感覚で頑張って下さい。