ちはやふる17巻を読んでたら良い文章があってウオオオ!ってなったんだけど誰も取り上げてないのかググってもまったくヒットしないので憤慨してます。もういい!おまえらには期待しない!おれが書く。ネタバレにはならないと思うのでまだ読んでない人も大丈夫なはず。
- 作者: 末次由紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/06/13
- メディア: コミック
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17巻の終盤で富士崎かるた部合宿シーンがある。そこで富士崎かるた部顧問・桜沢先生がさらっと流すように言った言葉。
かるたは矛盾の競技よ
早く取ればお手つきが増え
遅いと取られる
その矛盾とつきあいなさい
自分にとって
いちばん最適な
矛盾の交点を
探しなさい
あれ?ウオオオとまではいかなくてもアッとかならない?おかしい・・・間接照明が一つもないせいか・・・
- 仕事で同僚より頑張ってるはずなのに評価されるのは何故かいつも自分ではなく同僚
- 自分の方が誠実でアイツは誠実じゃないどころかクズ寄りなのにモテるのは何故かいつも自分じゃなくてアイツ
みたいな不満を抱えてる人がいるとする。しかも一向に改善の兆しが見えない。その場合
- 何も変えないまま今まで以上に頑張るか
- 怒りor諦めで何も見なくなってやらなくなってるか
なケースがある。やらない、とした場合に事態が好転する事はまずない。奇跡を待つのも1つの選択だけど語りようがないので「やる」ケースについてだけ書く。
仕事で言うなら報われない原因の一つに頑張り方が間違ってる可能性がある。かるたで言うなら
- 正確性に欠けたままどんどんスピードを上げていく
- スピードを上げないまま正確性を磨いていく
ような状態。
スピードを上げるのも正確性を磨くのもどちらも重要でさらに大切なのがバランス。もしスピードも正確性も自分より下な奴が評価されてるとしたらバランスはどうか確認してみたらいい。恋愛だと男らしさ*1と優しさなんかが矛盾する例だと思うけど双方をうまく融合させている人がモテるのではないか。
他にもいろんな要素がある。自分が今まさに直面している矛盾と付き合い、そのバランスを今の自分にとって最適なところまで微調整していくのはどうか。スピードを上げるのも正確性を磨くのも矛盾の交点を見つけてからの方がよっぽど効果が高いと思う。
恋愛は矛盾の競技よ
「男らしさを意識しすぎれば相手の意思を置き去りにし」
「相手の意思を尊重しすぎれば優柔不断で頼りなく見えてしまう」
その矛盾とつきあいなさい
自分にとって
いちばん最適な
矛盾の交点を
探しなさい
先生優しいからわかりやすく穴埋め問題にしてやったぞ。(そして大喜利大会へ)
恋愛は矛盾の競技よ
「 」
「 」
その矛盾とつきあいなさい
自分にとって
いちばん最適な
矛盾の交点を
探しなさい
こういう話をする時ってだいたい「バランスが悪い」とか「折り合いがついてない」だけ言っちゃってうまく説明出来なかったんだけどこれでもやっぱりうまく説明出来てる気がしないですね。長いし。
*1:曖昧な表現だけどうまいこと解釈してください