政治家の教育をめぐる冒険

踊る新聞屋??。: [社会]「『安全神話の崩壊』という神話」が崩壊する足音が聞こえる?かな

率直に山内議員、よくぞ書いていただきましたと拍手、パチパチパチ。

山内議員が何を書いたかというのはコチラ。

衆議院議員 山内康一 の「公募新人奮闘記」: 「凶悪化する少年犯罪」のウソ
「昔は良かった」的な論客は、昔の少年は倫理観があって、今の少年は全然ダメだ、心の教育が必要だ、みたいなコトを言いがちです。教育については、単なるノスタルジーや感情論に基づく政策論争が多すぎるように感じます。教育改革も、少年犯罪対策も、統計に示されている客観的事実を踏まえた上で議論を進めていく必要があるのではないでしょうか。

同感です。ジェネレーションギャップなんてものはいつの時代も必ず存在するわけでギャップが無い方がおかしい。あって当然のギャップを異常とみなし果ては「現代教育が機能していないせいだ」などと言う老人達は老害に他ならない。

もちろん失ったものもあるとは思う。それでも世代間での引き継ぎは確実に行われているのだ。親子で意思疎通が出来ないなどという話が取り上げられるがよく考えて欲しい。自分の周囲に全く意思疎通が出来ていない親子が存在しますか。30年前は顕在化しなかった程度の数じゃないですか。仮に多く存在したとしてその原因は現代教育にあるのか。

要はジェネレーションギャップについていけない人たちが騒いでいる

というだけじゃないのか。団塊の世代や新人類と呼ばれていた人たちが国を動かせる年齢になったと思うのですが自分たちが歩いてきた軌跡を忘れ過ぎなんじゃないか。教育は確かに大事だ。漫画サンクチュアリの受け売りになるけど国を創るのに必要な事は教育だと思う。しかし重要だからこそ「今の少年は全然ダメだ」などと安易なイメージ論で語ってはいけない。

環境が人を創る 環境は人が造る

という言葉がある。中学1年の時に国語の教師が贈ってくれた言葉で今も根付いています。その時はなるほどなぁぐらいにしか思っていませんでしたけど今はもう少し深く受け止めています。環境を造るのにどのぐらい時間がかかるのかを考えれば人を創る事が容易じゃない事がわかる。なのに「教育を変えれば今すぐ人が変わる」とでも思っているかのような教育論が蔓延ってる。

教育に即効性など存在しない

のだ。しかし政治家は功を焦る。それは全て国民のせいでもある。4年や6年で結果が出ない問題はたくさんあるのに長期的なスパンで問題に取り組む政治家を評価しないからだ。現状で良い政治家とされている人たちは結果がすぐに出る問題だけに取り組んでいるだけかもしれないのだ。

真の政治家は4年という縛りに苦しんでいる

ハズだと思う。4年間では結果を出せないけれど8年間なら解決出来る、という問題があったとしても4年の時点で一度リセットされてしまうのだ。志半ばで仕事をはずされてしまわない為に4年以内で解決出来る問題だけに取り組まざるを得ないのだ。選挙で候補者を選ぶ時はそういった部分も考慮して見栄えの良い実績だけを引っさげてる候補者だけを評価してはいけないんだと思う。