社員同士でボーナスを決める事の是非

はてなでは、社員同士で評価し合い、ボーナスを決める仕組みがあります。
http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20051212/1134382615
今回、自分は (全スタッフ中) 下から二番目の評価でした。下から二番目の評価でした。
ITベンチャー企業で働くって大変ですね……。

上記エントリで知ったはてなの賞与決定システムは以下なんですが

各社員の評価は今期の会社への貢献度を元に100点満点で行い、最も貢献したと思う人を100点にし、そこから相対的に全社員を評価していきます。業務内容が違うために評価が難しい人については空欄にでき、他の評価者に判断を委ねる事ができるようにしました。

こういうシステムは自分も経験した事がないし実際のところうまく機能するのかどうかもピンと来ない。なんか似たような例があったなーと思い出したのが松井証券の社長著書。

好き嫌いで人事

好き嫌いで人事

シンプルだわー。この考え方にまつわる記事も見つけたので載せます。

刺激的なタイトルですが、松井が言っているのは、人が人を評価することは突き詰めていくと無理であり「好き嫌い」を評価基準にしてもいいのではないかということです。

確かに人が人を評価する時に感情を一切排除するってのは不可能だと思う。そしてこれだけ聞いてると媚びてりゃ良いみたいな気がしますよね。でも以前テレビで社長がこんな事を言ってました。

加藤「例えば、部下が全員嫌いに○をしたら、どうなるんです?」
松井「降格ですね。だってみんなから嫌われてるからあんた。」
進藤「ぐさっですね。」
加藤「彼の発言で、下がわかってなくて、嫌われていることもあるんじゃないですか?」
松井「そこまで計算してやれよと。で、計算すると何がなんだかわからなくなるでしょ。だから自然体でいけよと。」

私が強調表示にした発言が印象に残りました。うまく機能した場合、計算ではなく自然体で慕われている人が残ると考えたら何だか素晴らしいシステムに思えて来ました。どうすればこのシステムがうまく機能するのか、現在の松井証券がどうなってるのか、この人事評価システムが機能しているのかは知りませんけどね!

おまけ:現在の松井証券

ネット証券4社(マネックス、イー・トレード、カブドットコム、松井)の2007年3月期の決算が出そろった。最後に発表した松井証券の決算は、他社と比べ厳しい結果となった。収益と利益いずれも対前年同期比で?20%以上、この結果を受け松井道夫社長は「私の決断ミスで、収益を悪化させた」と自ら否を認めた。