聞かれても答えられないモノの名前

1 :??VOID?? ◆zRBG/TqYD. :2005/06/08(水) 23:25:29
コーヒーカップを置く皿…ソーサー
飲み物をかき混ぜる棒…マドラー
星や法則などに発見者の名前がつくこと…エポニム
市販の食パンについている主に水色のプラスチック製の止め具…クイックロック
ペットボトルの底の五つのくぼみ…ペタロイド

こんな風に一般には知られているけれど名前は公になっていない物を紹介するスレです。

すごくタイムリーと思ったら古いスレの紹介だった。でもまあ似たような感じの本を読みました。とりあえずソーサーとマドラーは浸透してるだろー。読んだのはコレ↓

聞かれても答えられないモノの名前 (PHP文庫)

聞かれても答えられないモノの名前 (PHP文庫)

で内容なんですがまず一発目から名前がわかんなかった。どう見てもカスタネットにしか見えなかったけど違うと言う。正解はこれ↓

教育用楽器として、また幼児のおもちゃとしてよく見られる赤色と青色の板(一方の板には突起がついている)をゴムひもでくくったものはミハルスといい、日本の舞踊家千葉みはるがカスタネットをもとに考案したものである。赤と青は男子が青、女子が赤、男女共同で使えるため。

そう言われてみれば赤と青のエピソードを聞いた時に聞いたような気もするけど覚えてねー。そういや上記スレに紹介されているのとカブるのもいくつかあった。例えば>>1のクイックロックも載ってた。日本じゃパンにしか使われてないけれど海外では意外と用途が広いとかちょっとしたコメントも載ってる。

でも中には確かに正式名称はそれなんだろうけど紹介する必要なくね?ってのもたくさんあった。まあミハルスも通じないだろうからカスタネットでいいとは思うけどそういうレベルを除いてもあったっていう。

納得するタイプから紹介すると

弁当などで使われる緑でギザギザの仕切り → ばらん(葉蘭)

この手のウンチクで必ず出てくるイメージなのでだいぶ浸透している気がするけど葉蘭って植物が存在して元々はそれを使っていたなんて話は知らなかった

葬式時の白黒横断幕 → 鯨幕

これもまあよく聞くけど知った時に納得した気がする

料亭や旅館などで見かけるひじ掛け → 脇息

昔は個人の家庭にもあっただろうからこういうのはジェネレーションギャップの類なのかと思う

神主が振る白い紙がたくさんついた棒 → 大麻(おおぬさ)

神仏行事関連は信仰が深くない限りあまり知る必要がないと思われているのか知らないものだらけ。別に興味はなかったけど大麻と書いてオオヌサと呼ばせる響きが気に入ったので

さあ続いて納得行かない紹介例を出すよ。まず一般名詞と固有名詞のどちらを優先するかで変わってくるよね。

・傘を差し込んでビニール袋に入れる箱みたいなの
 → 傘ぽん

これなんて登録商標を正として紹介してるんだけど世界各地で特許を取っていて徐々に売れ行きが伸びてるそうなので自分的には納得な紹介です。しかし次に挙げる何点かはどうなんだよって感じです。

画鋲 → 二重画鋲

 戦時中に鉄が不足していたので薄い鉄を二枚貼り合わせて作っていた。だから二重画鋲。今はもちろん二重じゃない。じゃあ画鋲でいいじゃないの!

銀行で待ち行列を整理する為のポールで繋ぐベルトの長さが調節出来るもの → ベルト収納式ポールパーティション

まんまじゃねーか!いや確かに聞かれて答えられない名称だけど!なんつーか「そんな名前なのか!」って感動くれよ!知った喜びゼロだよ!

洗面台にある石鹸水を入れる容器 → 押出・押上式石鹸液点滴容器

そういや押出式と押上式があるなー・・・ってでも喜びゼロだよ!

駅とかにあるスピード写真が撮れるボックス → 無人自動証明写真機

もう文句を言う気にもなれん。ちなみに自分はむじんくんって呼んでます。ちょっとむじんくん行って来るわ!

以上、読む価値は皆無と思われる本の紹介でした。