オオカミくんのホットケーキ

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オオカミくんのホットケーキ [ ジャン・フィアンリー ]
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Twitterで絵本というか児童書の話になったので1冊だけピックアップ。と言っても幼少期に読んだものではなく去年だか一昨年だかに知人の家で読んだもの。

子供部屋を見せてもらった時にふと目に入ったので読ませてもらった。読み始めると知人(奥さんの方)がなんだかニヤニヤしてるなーとは思った。確かに俺と絵本って不釣り合いでしょうね!フヒヒ!組み合わせが美しくない風景を創り出しちゃってゴメンナサイね!とか思いながら読み続けました。

概要

内容はオオカミくんなるちょっと足りない感じの主人公がホットケーキを食べたい!と思いつくも足りない感じゆえどうしたら良いかわからない。近所の人たちに教えを乞うが相手にされないどころか邪険にされる。この近所の人たちがまたすごい。赤ずきんちゃんとかオオカミに関連のある人たちだったりするんだけど全員目が釣りあがってんの。顔で人を判断したくは無いけれど意地悪そうな顔で子供が読むには怖いんじゃないかコレ。

みんな冷たいけどオオカミくんは健気

けれどそこは足りない感じのオオカミくん。悪意やら敵意やらをものともせず一生懸命レシピや材料を調べてなんとか料理を開始します。無垢って強いわー、ガンバレーなんて思いながら読み進めます。

ホットケーキは完成したが…

試行錯誤の甲斐あって見事ホットケーキが完成します。やったね!オオカミくん!と思ったのも束の間。近所の人たちが美味しそうな匂いに釣られてやってくるわけです。ギャー!この流れはー!まさか!こんなに頑張った純粋無垢なオオカミくんがホットケーキを食べられないなんて!

搾取されそうになるオオカミくん、衝撃のラスト

案の定、近所の人たちは「食べるのを手伝ってやるよ!」なんてものすごい乗っかり方をしてオオカミくんの家に押しかけてきます。この時の表情は間違いなく「ケケケ・・・!」です。「ククク・・・!」でも良いかもしれん。読んでる俺はというと「お前ら死ね!どのツラ下げて生きてんだバカヤロウ!」とメラメラ来てる。そんでラストのページでガツガツバリバリムシャムシャモグモグですよ。






うん、オオカミくん。全員食べちゃった。

ナプキンで口を拭うオオカミくん。周囲には赤ずきんちゃんの赤頭巾など近所の人たちの残骸。どええええええええええ!?ってなった。横で見ていた奥さん大喜び。えー!これいいのー!?てか最初のニヤニヤはこのオチに対するリアクションワクテカか!!

知人も知らずにジャケ買いしたそうで最初から子供と一緒に読んで親の方がオチに驚いたと言ってました。そうだよなあ。良いか悪いかはわかんないけど間違いなくビックリはするわなあ・・・と思いました。