サンタを疑ったあの日

しかし、今日突然、「サンタさんがいるか証明したいから、今年は誰にも何が欲しいか言わない!」と宣言しました。
「サンタさんだって超能力者じゃないから、言わないとわかんないよ」と言うと、「サンタさんだけにわかるように言う」と。
あんまり頑張るので、信じてる人の所にくるのだ、試すようなことは良くない、目に見えなくても、信じる気持ちが大事、というようなことを話したら、ぽろぽろと涙をこぼしだしました。学校でそんな話でも出たのでしょうか。

良い話だなあ。サンタを純粋無垢なまでに信じてるのが良いってわけじゃないんだよな。よくよく読んでみると単に夢見がちなだけじゃなくてそれなりに知識はあるようだしサンタだけを特別視してるってトコがいい。世の中は世知辛いと認識しつつあるのにサンタだけは残しておきたい!という少年の葛藤がとても素敵で羨ましい。

まあ自分も同じ道を辿ったからそう思うだけなんですけどね!俺の場合は小2でした。言わなかっただけじゃなくブラフ発言たくさんした気がする。12月になると急激に増えるクリスマスプレゼントを狙い撃ちしたような広告の数々を見ながら「あれも欲しい!これも欲しい!もっと欲しいもっともっと欲しい!」とか言ってた。あんまり覚えてないけれど「どうせ両親がやってんだろ?困らしてやれ」ぐらいな感覚もあったかもしれん。いやな子供で申し訳ない父よ母よ!

で結局悩んだ両親は決めウチしたようで目が覚めると枕元にはトランシーバーが置いてありました。いやトランシーバーはブラフでも何でもなくて「クラスのホニャララ君が持ってるんだよ」って単なる報告だったんですけど・・・・・。高価なのに申し訳ないけどこれ使って話す相手がいないよママン・・・・・。



結論:サンタを疑う子供はサンタに泣く