- 作者: 西川美和
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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映像化される前から気になっていたのだけれどようやく読みました。兄弟の話なので家族愛フェチとしてワクテカしてたんですが怖い話だったよ!
吊り橋から落ちた幼馴染みは他殺なのか事故なのか兄弟だけが知る、みたいなキャッチがあった記憶があるんでドキュメンタリーチックな展開を想像してたけどむしろファンタジックだった。いや別に飛躍はしてないんだけどね。登場人物がみんな怖いなあ、と。思ってた以上に面白かったのだけれど想定外に怖かったというべきか。
兄弟間ならではの軋轢というか葛藤ってのはあると思うんだけれど他人ならまだしも身内に対してわけわからんライン引くって発想がよくわからなかった。そんな事してたらこの世に生きる場所なんて無くなるっしょ。書いた人は女性なんだけどもしかしたら元は姉妹の話だったのかな、なんて思ったり。