- 作者: 瀧羽麻子
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2008/02
- メディア: 単行本
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激務で酷使された丸の内OLがのどかな会社に転職してのんびりライフ送るって話。
終電やタクシー帰宅が当たり前だった三十路手前女子が彼氏に「君は独りでも生きていける」と突然捨てられてしまう経緯があって恋愛小説では少なくない展開なんだけど実際にそんな捨てられ方があるんだろうか?などと思っていたら久しぶりに会った友人(30歳女子)が同じ目に遭っていた。うわあ。
主人公と違って彼女は激務でもなんでもない。一般女子と違う点を挙げるとすれば「休日は一人でのんびりしたい」派だったということか。彼女が言うには「平日の夜は彼氏や友達にすごく会いたい。でも休日は家事をこなして終わったら本でも読んでいたい」との事。わかるようなわからないような。
彼氏とは高校時代から10年以上の付き合いだったので別れを切り出された時はワケがわからなかったらしい。そりゃそうだろうなあ。「今にして思えばあの時よく死ななかったよ。普通の女なら死んでるだろ!」と力説しておられましたが何その鉄の女アピール。現在は大阪の妻子持ちと遠距離恋愛中だそうです。確かに休日は放置してくれそうですからピッタリですね。
だいぶ話がそれましたが仕事に追われて磨り減ってる気がする女子は読んだ方が良いかもです。高収入は高支出になりがちで都心じゃなきゃ生活出来ないと自分で思い込んでる部分があるかもしれないので自分を見つめなおすにはちょうど良いような気もします。