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月食と不調とメディチ家の呪いのはなし

首のこりや首の痛みに苦しんでいる人のイラストです。

目次

月食や流星群を見ていたら体調が悪くなった?

月食を見た後で体調に異変が起こったから病院に行ってみたけどよくわからない、なんて事があったとしたら。屋外で月なんか長時間眺めてるから被爆して具合が悪くなるんだ!なんて話はさすがに出て来ないと思うけど不安になっちゃう人はいるかもしれない。

原因は月の魔力?流星群から出る放射線

いえいえ、そんな時にはメディチ家の呪い。これ。

イタリアにあるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、サンタ・クローチェ教会などで旅行者が突然、体調不良を訴えて倒れる原因不明の奇病が報告されました


被害者の数は多くこれらの場所は中世のフィレンツェで権勢を誇ったメディチ家に縁のある建物ばかり。そしてそのメディチ家の権力争いが悲惨だったことから、この奇病は【メディチ家の呪い】なのではないかとささやかれました。


メディチ家の呪い】を語る上で欠かせない事件が『パッツィ家の陰謀』と呼ばれる暗殺未遂事件。実行犯は捕らえられて即刻処刑。パッツィ家関係者らへの報復も行われました。その報服たるや、実に容赦の無いもので100人近くが捕らえられて死刑になったと言われています。


ところが、後日、フィレンツェではメディチ家に処刑されたパッツィ関係者の幽霊が出るとか、その幽霊が人にとり憑いてを呪い殺す等の噂が流れました。この幽霊騒ぎは【メディチ家の呪い】と呼ばれ、冒頭の奇病も、その再来というわけです。

こわい!観たい作品たくさんあるけどそんな怖いとこ行けない!ってなりますよね…。俺はなりました。

メディチ家の呪いって具体的にどんな症状?

報告された奇病の症状は嘔吐感を伴う軽い頭痛、手足の痺れに続き最終的には気絶するというものでした。症状を訴えた旅行者はすぐに病院で精密検査を受けましたが原因は不明。しかも入院して回復すると再発しない。呪いはともかくとしてやはり建物と関係があることが分かります。


観光地として呪いの風評被害を恐れたフィレンツェ市当局は研究チームを発足、調査を開始。化学物質過敏症といったもっともらしい理由が考えられましたが、明確な答えは出せませんでした。

治るんなら良いけどやっぱりこわい!ってなりますよね。俺はなりました。けど続きがあります。

メディチ家の呪いの真相とは?

そんなある日、別の地域でよく似た症状が報告されました。その地域とは日本。ある主婦が美容院で散髪後、店を出ようとしたところで嘔吐感を伴う頭痛と手の先に痺れを覚えそのままで気絶したそうです。


東京医科大学によりますと血栓による卒中』だとのこと。髪を洗うために首を長時間後方に逸らした結果、椎骨動脈という血管が圧迫され血の巡りが悪くなり『血栓』と呼ばれる小さな塊となります。再び首を元に戻すと血栓が流され脳内の毛細血管で詰まります。これにより嘔吐感、頭痛、手足の痺れに気絶が引き起こされたということです。


短時間で作られた血栓ということもあり詰まってもすぐに解けて元通りになります。その為、後遺症としてなんらかの症状が残る事はまずないそうです。


これと【メディチ家の呪い】を重ねてみますと、類似点が多く見受けられます。大聖堂や教会は展示物が上方にあることが多く、旅行者はそれらを鑑賞するためには、常に見上げた状態であることが求められます。これは髪を洗う時の首の状態と似ていますね。そうなりますと、椎骨動脈の圧迫が起こると考えられ、血栓ができてしまえば、同じ結果となります。しかも、観光という関係上、水分補給を怠って血中の水分が少ない状態ですと、血栓は出来易くなるため、美容院での時よりも血栓はできやすいと考えられます。
 
メディチ家の呪い - タカシオス研究室
※会話形式だったので大幅に省略して引用してあります

今回も似た症状の人が出たら同じ事なんだろね。しし座流星群の時もそういや言われてた気がする。

とか色んな呼び方されてる。しし座流星群症候群とか呼ばれるようになったらややこしい!グングン。

イタリア人と日本人はメディチ家の呪いにかかりにくい?

博士の研究を伝えたある記事は、次のようなエピソードで締めくくられている。美に見慣れたイタリア人とともに、日本人もダビデ症候群にはかからない。だって彼らはよく統率されていて、美的感情にうたれる時間さえないのだからと。
 
ダビデ症候群 | ざつがく・どっと・こむ

なんて事も言われてて笑った。